コーチング

 スイッチ! 「変われない」を変える方法


スイッチ!スイッチ!「変われない」を変える方法

マネジメント論や組織論の本というよりも、組織を構成する「人」にスポットを当て、会社を変えていくという主旨の本です。

人が変われない状態と、変化していく状態を、象のメタファを引き合いに出すことで、下記のように書いています。

(引用)
「象使い(理性)」と「象(感情)」の支配権争いだ。象使いがスリムな体形を欲していても、象はケーキに飛びついてしまう。頭のいい象使いが変化を求めても、象はいまの手順が大好きなのだ。だが、象と象使いの性格を研究していくうちに、ちょっと工夫するだけで、変化は驚くほど簡単なものになることがわかる。

つまり、人の行動習慣には、その人の心の中にある「変えたくない」という心理があるわけです。この「変えたくない」へのアプローチを工夫していくわけですが、実際の実験結果や具体例などを用いて様々な角度から説明されています。

困難な状況に直面した際には、下記の手順で働きかけていくと良いようです。
・象使いに方向を教える
・象にやる気を与える
・道筋を定める

一筋縄には行かないところもあるかもしれませんが、焦らずにこの手順をクリアしていくことで、状況を打破していけるというわけです。

日常には、うまくいくこと・いかないことが大小問わずいろいろとあります。本著を通して振り返ってみると、うまくいった場合は、たしかにこの手順を踏んでいるなという実感がありました。逆にうまくいかないことは、手順も違えば、やり方もうまくない。その上、途中で放り出してしまっています。

何度も読み返して自分の行動パターンの中に刷り込んでいくことで、大きな成果を得られるリアリティのある本です。

目次

第1章 「変化」の三つの意外な事実
象使いに方向を教える
第2章 ブライト・スポットを見つける
第3章 大事な一歩の台本を書く
第4章 目的地を指し示す、象にやる気を与える
第5章 感情を芽生えさせる
第6章 変化を細かくする
第7章 人を育てる、道筋を定める
第8章 環境を変える
第9章 習慣を生み出す
第10章 仲間を集める
第11章 変化を継続する、さあ、スイッチしよう
問題解決Q&A
訳者あとがき



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