
陽はまた昇る―映像メディアの世紀
陽はまた昇る―映像メディアの世紀 (文春文庫)
NHKでプロジェクトXとしても取り上げられたノンフィクションです。
高度成長期、日本ビクターが経営再建のためのリストラを断行していた中、ビデオ事業部という不採算部門に左遷された高野鎮雄さんがVHSを立ち上げるまでのお話。
当時のビデオは業務用がメインで一般家庭には普及していませんでしたが、家庭用ビデオの市場が徐々に見え隠れしてきていました。高野さんは、社内の逆風を跳ね返しつつ、家庭用ビデオの開発に邁進します。
ビデオ事業部は、もともと不採算部門ですから、ネガティブな意識で満ち溢れています。
リーダーとして、何をすべきかを自分で考え、情熱を持って事業部のメンバーを動かしていく様は、非常に熱いものがあります。
高野さんは、事業部メンバー全員の顔と名前を覚えていました。
事業部全員と向かい合うことを自分の感覚で実行できるネイティブコーチなイメージです。事業部メンバーの意見に耳を傾け、やるべきこと、障害を一つずつクリアにしていきます。
熱い思いは人を動かすんだな、と改めて実感しました。
リーダー必読の一冊です。
目次
夢
先陣争い
つばぜりあい
ファミリー作り
対峙
揺らぐ家電王国
陣取り合戦
ハリウッドからの挑戦状
亀裂そして修復
二十世紀最後の家電商品
産みの苦しみ
天下分け目の欧州市場
世界規格への道
最後の勝利者
デジタル時代のVHS
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